知っておきたい7つの「種類別名称」

食品衛生法上の「牛乳」とは

「牛乳」と表示できるのは、以下の条件を満たすものだけです。

7つの種類別名称

スーパーなどの売り場に並んでいる乳飲料は、種類・成分規格・製造方法・保存方法などの違いによって7つの「種類別名称」に分類されます。

原材料：生乳100％
＜牛乳と表示できるもの＞

乳牛から搾った「生乳」を加熱殺菌したもの。生乳以外のものを混ぜたり、成分の除去等も禁止されている。

• 低温殺菌宮平牛乳
• 宮平おいしい3.6牛乳
• おいしい3.5牛乳（瓶）

原材料：生乳100％
＜牛乳と表示できないもの＞

特別牛乳さく取処理業の許可を受けた施設で搾った生乳を処理して製造したもの。

牛乳から水分や乳脂肪分、ミネラル、などの一部の成分を除去し、成分を調整したもの。

生乳から乳脂肪分の一部を除去し、乳脂肪分0.5％以上1.5％以下にしたもの。

生乳からほとんどすべての乳脂肪分を除去し、0.5％未満にしたもの。

原材料：生乳＋乳製品
＜牛乳と表示できないもの＞

生乳にバター、クリーム、脱脂粉乳などの乳製品を加えたもの。主に低脂肪タイプと濃厚タイプがある。

原材料：生乳＋乳製品＋乳製品以外のもの
＜牛乳と表示できないもの＞

生乳や乳製品を主原料に、ビタミン・ミネラル・カルシウムなどの栄養分、コーヒー抽出液や果汁などを加えたもの。見た目が白いものを白物乳飲料、これ以外のものを色物乳飲料という場合もある。

• 宮平おいしい食卓
• 宮平おいしい低脂肪

自分にあったものを選ぶ

「牛乳」という表示は厳密に規定されていて、製品を購入する人がその内容を正確に理解するために重要です。各特徴を知ることで、自分に適した乳製品を選ぶことができます。

参考：一般社団法人日本乳業協会「毎日食べて健康に」牛乳・乳製品ブックレット／
一般社団法人中央酪農会議「牛乳のコト　知ってほしい！やっぱりスゴイ！牛乳の価値」