次の100年につなげることが私たちの使命です。
約120頭いる乳牛を400頭まで増やす目標を掲げている(株)宮平農牧。
現在は酪農から農業まで幅広い分野を手掛けており、6次産業化を目指している。
池 良一 代表取締役は、琉球大学農学部大学院を卒業後、久米仙酒造(株)にて工場運営や清涼飲料の開発に携わり、(株)宮平乳業に転職後、国際規格のSQF(HACCP)のプラクティショナー資格を取得した。
生産から販売、流通までの一連の流れを把握している池さんの強みを活かし、これからも成長していく(株)宮平農牧の“今”にインタビュー。
大変なことは、生き物を扱っているのでお産や病気になった際の対応が難しく、予期ができないことです。
スタッフは交互に休みを取り入れていますが、現場にくると何かしら仕事がありますので、私は土日も1日1回は必ず足を運んでいます。
前職では目に見えない菌を使って発酵食品を作ったりしていましたが、乳牛は大きい分だけ状況がわかりやすく、自分が考えた事を実践しそれが乳量に反映されたり、繁殖率に影響するといったところが面白かったりします。
“自分の目で見ながら作業ができて成果が現れる”のが楽しいです。
今年は次のステップに進んでいて、今注目されているお腹がゴロゴロしにくい「A2牛乳※」の遺伝子を入れる取り組みをしている最中です。
※A2牛乳は消化がよく栄養価も高いことから、健康志向の高い方や子供向け製品の新しい選択肢として注目されています
※A2牛乳は消化がよく栄養価も高いことから、健康志向の高い方や子供向け製品の新しい選択肢として注目されています
現場スタッフの業務効率化の方法を考えていたり、餌の価格が高騰して経営を圧迫しているので、配合を変える取り組みも行なっています。
私の場合は、酪農だけでなく流通から販売までも携わっている※ので、そのネットワークも活用しながら特色のある商品をつくっていけたらと考えています。
※6次産業化 = 1次·2次·3次それぞれの産業を融合することにより、新しい産業を形成しようとする取り組み。
生産者(1次産業者)が加工(2次産業)と流通·販売(3次産業)も行い、経営の多角化を図っています。
※6次産業化 = 1次·2次·3次それぞれの産業を融合することにより、新しい産業を形成しようとする取り組み。生産者(1次産業者)が加工(2次産業)と流通·販売(3次産業)も行い、経営の多角化を図っています。
餌に関しては、輸入乾燥草や配合飼料※を使っていますが、うちの場合は前職のつてを使って<ウイスキー粕>なども試しながらチャレンジしています。
※配合飼料 = トウモロコシ、マイロ、麦、ふすま、粕 類など 種々の原料を配合·加工して、栄養素がバランス良く調製された飼料 ·保存性が高く、
しかも使用法が簡便なことも特徴 ·家畜の種類、発育ステージごとに家畜栄養学に基づいて、最適な栄養 バランスで配合しています。
※配合飼料 = トウモロコシ、マイロ、麦、ふすま、粕 類など 種々の原料を配合·加工して、栄養素がバランス良く調製された飼料 ·保存性が高く、しかも使用法が簡便なことも特徴 ·家畜の種類、発育ステージごとに家畜栄養学に基づいて、最適な栄養 バランスで配合しています。
一生懸命作っているので、美味しく召し上がっていただけたら嬉しいです!