どうしたら良い牛乳ができるか?など同業者同士で高めあえる。

入り口でこちらは強そうなボクサー犬がご挨拶。
ツナギを着た神谷さんがお出迎え、穏やかで優しい印象と笑顔でインタビューに答えてくれました。

「この牛舎はお爺さんがもともとやっいて、お母さんがそれを手伝っていました。子供の頃から牛舎に出入りして手伝っていたので、そのままその流れで継ぎました。18歳から本格的に始めたので、15年、この牛舎自体は40年以上になります。」

特徴やこだわりについて
「通常は餌の分離供給という餌のあげ方がありますが、うちはミキサーで餌を全て混ぜて、選び食いしないように工夫しています。」
「選び食いは牛の好き嫌いがあったり、餌の長さで草だけ食べてしまいます。草以外には餌、微生物などを混ぜて牛に与えていて、そうすることで匂いが軽減されたり、牛が病気にならないようにしています。」

仕事で大変なことは
「休みと台風くらいが大変です。その他は特に大変な事は、ないです(笑)」
「台風の日でも搾乳はしなければ、いけなく、搾乳をしないと炎症を起こして病気になってしまうので、どんな時でも絞らないといけないです。」

仕事をしていて、楽しいことは?
「周りの農家さんや仕事仲間、みんなで意識を高め合っていける。」
「仕事の取り合いなどもないし、どうしたら良い牛乳ができるか?など同業者同士で高めあえるお付き合いをしているので、楽しい。」

気をつけていることは?
最近は牛舎の周りに住宅が建ってきていますので、そこに匂いで苦情が出ないようにしているそうです。その取り組みは、糞尿処理や、畑にまく時も匂いが出ないようにしたり、微生物で匂いを抑えたりと常に気を配りながら努力しているそうです。

宮平乳業について
「気がついたら切り替わってました(笑)切り替わるきっかけは、組合が決めていて。宮平さんに出すところは大体、乳質が良かったり乳成分が良いところが選ばれていると聞いています。」

「同級生なんかも、どこに出しているの?と聞かれて、宮平に出していると言ったら、宮平の低温殺菌は美味しいよね!と言われますよ。」
「低温殺菌は結構乳質にシビアで味が左右されるので、比較的に良いところを選んでいると聞いています。」

今後の目標、夢について
「もうちょっと生乳を絞りたい。市場でも足りないので、もっと提供できるようにしたい。長らく無理せずやって行けるようにしたい。」

宮平乳業の商品を飲んでくれている方にメッセージはありますか?
「牛乳は健康に良いのでたくさん飲んで欲しい」と笑顔で答えて頂きました。