沖縄の食の安心・安全のため酪農は大切にしていきたい。
入り口でワンちゃんのご挨拶に「噛まないから大丈夫よー」優しい笑顔で中村さんがお出迎えしてくれました。
中村さんは、東京でもともと、運転手のお仕事をしていましたが、牛舎を経営しているお父さんが入院したのをきっかけに急遽、沖縄に帰郷。
中村さんが牛舎を引き継ぐことになりました。
三男の中村さんは引き継ぐことに最初はとても抵抗がありました。
27歳から引き継いで、今では24年になるそうです。
台風の影響で、牛舎の屋根が全て吹き飛び大変な思いを何度もされたそうです。
供給量を安定させることはとても難しく、獣医さんの協力が不可欠です。
もともと、父が入院して、何も分からないまま引き継ぎ、獣医さんとのコミュニケーションの中で、安定させるためにはどうすればいいか?模索してきました。沖縄県内は生乳の供給量が少ないのですが、今はしっかり循環ができるようになり、年内の生乳の供給量も安定していて、継続して安定することを常に心がけています。
牛に餌をあげすぎると負担がかかるので、なるべく腹八分目くらいで、牛が長生きするように健康管理に気をつけて、廃棄する牛を0にすることを目指してきました。
廃棄する牛を0にするには、努力と経験が必要です。そのためには20年くらいかかったそうです。
今の状態を維持することが大切。規模拡大はしたいけれど、なかなか人が育たない、なかなかスタッフが定着しないのが難しいところ。
もっと人を育てることに力を入れて生乳を安定提供していきたい。
沖縄の食の安心・安全のため、酪農は大切にしていきたいと思っています。牛にできるだけストレスを与えず飼育し、おいしい牛乳を県民の皆さまにお届けできるように頑張っています。
宮平乳業さんとは最近のおつきあいで、とてもいいと思う。よくお店で見て、売れていると感じます。